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【稼げる資格シリーズ⑤】時給が無資格より300円多い!薬局でよくみる登録販売者

登録販売者の資格が注目を集めていることはご存知でしょうか?
薬剤師のように、薬屋さんなどで医薬品の販売ができる資格なのですが、取得しやすく給料が高いということもあり非常に人気のある資格です。
そこで今回は、登録販売者の資格について詳しく紹介したいと思います。

登録販売者の仕事とは


まず、登録販売者とはどのような仕事でどんな場所で働けるのか説明します。

【ほとんどの医薬品を販売できるようになる資格】

「登録販売者」とは、かぜ薬や鎮痛剤といった「一般用医薬品(第2類及び第3類に限定)」の販売を行うために、2009年に誕生した専門資格のことです。
これにより、薬剤師が不在の場合でも、医師の処方箋なしで購入可能な医薬品である一般用医薬品の販売ができる専門家として、主に薬局やドラッグストアなどで活躍可能です。
ちなみに、登録販売者が扱える第2類、第3類の薬品は一般用医薬品の9割以上を占めるため、ほとんどの薬品を扱えることになります。

【活躍の幅が非常に広いのが魅力】

登録販売者になると、前述したような薬局やドラッグストア以外にも、医薬品販売を行う店舗であれば、幅広く活躍できます。
たとえば、薬品を扱っているスーパーやコンビニエンスストア、ホームセンターなどでも、求人が増えているようです。
また、医薬品の販売だけでなく、エステサロンなどでお客さんの健康や悩み相談にのる仕事や、製薬会社の営業マンとして顧客に商品の説明をする仕事など、その専門知識を活かした求人も増えています。

さらに、超高齢化社会の日本においては、介護関係の仕事が急増しており、高齢者の薬の質問に答えたり、アドバイスしたりする仕事なども増加傾向にあります。
そして、登録販売者の資格を取得し、さらに開業及び販売許可が取得できれば、薬剤師の資格を持っていなくても、薬局や薬店の独立開業、個人販売が可能です。
ただし、扱える商品は、一般医薬品の第2類と第3類に限定されます。

登録販売者の給料は高い?

次は、気になる登録販売者の給料について紹介したいと思います。

【登録販売者の給料相場】
登録販売者の資格保持者の給料相場は、会社にもよりますが「月給20万円、時給1,100円以上」あたりといえるでしょう。
資格を持っていない人と比べると、正社員の場合、月給1~2万円程度、パートやアルバイトの場合には時給200~300円程度高くなります。

以下、代表的な給与事例について紹介します。

  • 薬局、ドラッグストア
  • 正社員【資格あり】:月給19.5~25万円、年収300~400万円
    正社員【資格なし】:月給17,2万円以上
    アルバイト、パート【資格あり】:1,300~2,100円
    アルバイト、パート【資格あり】:1,000円~

  • コンビニエンスストア
  • 正社員【資格あり】:月給20~35万円、年収300~560万円
    正社員【資格なし】:月給18万円以上
    アルバイト、パート【資格あり】:1,200~1,300円
    アルバイト、パート【資格あり】:960円~

【給料相場が高い理由】
登録販売者の給料相場が高い理由は、医薬品の販売を扱える人材の雇用に苦戦しているためといえるでしょう。
コンビニエンスストアにおいては、医薬品を扱っている店舗がまだまだ少ないですが、薬局やドラッグストアに至っては、そもそも医薬品の販売ができる人材がいないと商売が成り立ちません。
薬剤師の確保が業界的に厳しい状況であることも影響し、登録販売者の市場ニーズが高くなっているため待遇がよくなっているものと予想されます。

登録販売者の資格取得までの道のり

東特販売者になるためには、具体的にどうすればよいのか説明します。

【資格試験に合格】
登録販売者になるためには、各都道府県で年に一度開催される資格試験に合格する必要があります。
受験資格については、学歴、年齢、実務経験の有無に関してすべて不問となっているため、誰でも受験することが可能です。
ただし、試験内容は、都道府県ごとに内容が異なりますが、厚生労働省発表によるガイドラインに準じて試験問題が作成されています。
また、受験料も各都道府県によって異なり、安いところで13,000円程度、高いところでは18,000円程度。通常、いくつかの都道府県の試験を受けることが多いため、受験料は平均4~5万円程度必要です。
そのため、一発合格をしないと費用がかさんでしまいます。

【合格後2年間の実務経験が必要】
試験に合格できても、登録販売者としてすぐに働くことはできません。
なぜならば、登録販売者としてひとり立ちするためには、2年間の実務経験が必要となるからです。
実務経験が2年に満たない場合、「見習い登録販売者」の扱いとなり、店舗における1人での販売可能な「管理者」や「管理代行者」にはなれません。
ただし、この実務経験は、資格取得以前の期間も加算されるため、たとえば、合格前に6か月の実務経験がある人であれば、合格後18か月実務経験を積めばひとり立ちできることになるわけです。

登録販売者の資格取得難易度


最後に、登録販売者の資格取得試験の難易度と試験勉強の方法について紹介します。

【試験の合格率は比較的高め】
登録販売者の資格取得試験の難易度ですが、全国平均で40~50%程度ということで、資格の中では比較的取得しやすい部類に入ると思われます。
6年間大学に通う必要のある薬剤師の資格と比べれば、そのハードルの低さは雲泥の差があるといえるでしょう。
年毎の合格率は、2015年:45.9%、2016年:43.7%、2017年:43.5%となっています。
受験者数は年々増加傾向にあるため、事前準備に不備がある人が多く受験する影響によって若干合格率が下がっていますが、試験の難易度自体はほぼ変わっていません。

【試験対策の勉強について】
登録販売者の資格試験は、合格基準点が原則として全体の7割以上の得点で、各試験項目の出題数に対して3.5割以上の正答が必要とされています。
したがって、事前にしっかりと試験勉強をしておけば、そこまでハードな試験ではないでしょう。
勉強方法としては、独学とスクールなどの受講が挙げられます。

  • 独学
  • 前述したように、受験料が安くはないため、できるだけ安く済ませたいという人には、やはり独学がおすすめです。
    試験用の対策テキストと過去問題集を購入しても5,000円程度で済むため、自分で計画的に勉強できる人であれば、独学でも十分合格できるでしょう。
    そのため、短い期間で詰め込むような勉強ではなく、ある程度期間に余裕を持ってじっくり準備できる人に向いています。

  • スクール
  • ネットなどの通信教育や専門学校に通う方法もあると思います。
    勉強していてわからない部分はすぐに質問できたり、自分が解いた問題を添削してくれたりしますので、効率よく勉強できるというメリットもあります。
    試験対策についても、プロが徹底的にサポートしてくれるので、その部分でも安心といえるでしょう。
    独学で勉強するのが苦手だという人にはおすすめですが、その分受講料が通信教育で4~5万円、専門学校であれば6万円程度かかるのでお財布との相談が必要です。

まとめ

今回は登録販売者の資格について紹介しました。
合格率自体は低いわけではありませんが、しっかり勉強をしなければ合格は難しいです。
もし、登録販売者の仕事をしたいなら相応の準備が必要になるでしょう。
現在薬局で働いていてステップアップしたいという方は、是非チャレンジしてみてください。